出産記
覚えているうちに。
★予定日前日(火)
マタニティビクスへ行ってから定期健診。
全く開いてないしほとんど下がって無いから、どんどん動いてくださいねと。
一人目も2週間遅れで、毎回言われたこの言葉。もう予定日過ぎての検診とか憂鬱。
次の検診は4日後にと。
まあお腹の張りは一人目より感じるから今週末くらいにはと自分なりの予想。
夜寝る頃に、張りじゃなくキューッと10-20秒の痛みを感じる。
不規則だし前駆陣痛だろうなと思いつつ気になるけど、
あいかわらずうりちゃんは寝ず、上に乗ってきたり、しんどいから止めてねと言ってもイチビり態度で全然止めないのでいつもよりキツメに叱ってしまう。今思うと最後の夜だったのに、可哀想なことをしてしまった、ごめんね。
★予定日当日(水)
朝方4時ごろ目が覚めると20分間隔くらいのときもあるけど、やっぱり不規則。
そんなに痛いわけでもないし前駆だろうといつも通りにいやんを送り出し、
うりちゃんを保育園へベビーカーで連れて行く。
午前中
念のため入院準備の再チェックをしたり、生協の注文をしたり。
お昼
昼食後うとうとと。間隔は10分だったり15分だったりでちょっと痛みが強くなってきたかなという感じ。
午後
夕飯の支度。時折イテテッとなりつつ肉じゃがなんかを作る。
7分だったりすることもあるけど15分だったりだし、イテテと言えるうちはまだよねぇと思いつつ、
気付けば4時近くでお迎えの時間。
16時
お迎えに出発。片道15分くらいの距離。ちょっとしんどいのでタクシーも考えたけど、無理ってなれば途中でも拾えばいいかと思い歩いて向かう。歩いてるほうが痛いのもマシな気がする。
園について先生やママさんと「まだなんですよ〜」と話し、帰途へ。
帰り道すがら、元気いっぱいのうりちゃんを相手するのは辛いし、病院へも連絡したいので、母に電話で来てもらうようお願いする。ちょっと痛いのがキツクなってきた。
17時前
病院に10-15分の不規則な間隔でと連絡すると、準備して病院に来るように言われる。
母が来たので、シャワーを浴びようとするも、うりちゃんが離れないので一緒に浴びる。
とりあえずうりちゃんは実家に連れて帰ってもらうことにして、私は一人タクシーで病院へ。
マンションの前で左右逆方向に分かれたのだけど、このときうりちゃんは分かっていたのか、グズグズゆうこともなく手をひかれ振る返ることもなく歩いていった。この時の後ろ姿を忘れることができない。
18時
病院に到着してモニターを付ける。
「間隔10分もないんだけど、お産のはじまりは10分間隔になってからなんだけど、いつにする?」と。うぎゃ、もう陣痛始まってたのか、うーん、17時くらいと答えるがほんとのとこはよくわからない。。。
そして子宮口も6cm開いてるとのこと!!「今日中には生まれるわよと」・・・まじっすか!?
19時過ぎ
にいやん到着。痛みは強くなってきているものの合間は平気なので、テレビを見たり、にいやんに冷蔵庫に肉じゃが入れてるからと普通に会話する。
一人目のときは合間も次くるのが怖くて余裕がなかった。今回はけっこう余裕があり、陣痛は長くても50秒、息を長く吐くようにするのを5,6回も繰り返せば終わるのが分かってるので、痛いあいだはひたすら呼吸法で耐えた。
かなり痛くなってきた!!このときまで仰向けだったけど、横になったほうが下がりやすいとのことで、横になる。
20時前
もう分娩室に行くとのこと。えーっ、もう産んじゃってよいんですか!?というかんじ。
陣痛が来たら息を止めていきんでと言われる。しかし一人目はここから長かったので半信半疑。ここで体力を使いきっちゃいかんと考えていた。痛い間は休憩しちゃいかんと言われるが、少し押さえ気味に。次で出るとか言われてもその間隔もあんまりないので、いやいやまだでしょと冷静に考える自分がいる。
「旦那さんも声かけてあげてくださいね」との声で、にいやんの存在を思い出す(笑)分娩室にはいってからはすっかり忘れてました・・・「いえ、声かけると逆に嫌やろうから」とにいやん。はい、その通りです。さすがよくわかっている。
先生にあと1.5倍ふんばれと言われるが、「1.5倍。それは無理かも。あっ、今痛くない」とかけっこう話していた。5,6回いきんでも出てこないので、先生もしびれを切らしたのか、お腹を押された。そうなるとやるしかないので最後の力をふりしぼると、出てきたー!!!
20時18分
3586g,52cmの男の子が出てきた!臍の緒が一回巻いていたようだけど、元気に泣いている。
よかったー、一仕事終わりました!!なんかあまりにスピード展開に気持ちが追いつかず、我が子を見ても本当に私のお腹から出てきたんだろうか、自分はもう妊婦じゃないのが信じられなかったです。
タオルの上からだけど抱っこして「待ってたよー」と。10ヶ月のプロジェクトを成し遂げた達成感というか、あー、産んだ後は爽快!!にいやんはやはり泣いてたらしい。
母子手帳には時間は3時間半との記載。今回は本当に早かったので、その後休んでるときもにいやんと「いやー、早かった」とそればかり話してました。
2回の出産を終えて、、、陣痛と出産なら出産の方がキツイ。前のときも「それは無理です!」と言った記憶があるけど、物理的に無理でしょーって思って口に出してしまう。しかも自分の意思でいきんで辛い方向に持っていかないといけないのである。自分に甘い人間としては、もうすぐと思ってもくじけそうになる。
陣痛は腰派と腹派に分かれるらしいが、私は断然お腹!腰は全く痛くない。内臓を思いっきり雑巾絞りされてる感じ。陣痛は向こうから勝手にやってくるので逃げようもなくひたすらひたすらひたすら耐える。